アキレス腱回復への道 ~2回目のギブス
2012年 05月 16日
魔の(ある意味、夢のような、ともいう)アキレス腱断裂から2週間。
先週の金曜日、初めてのチェックアップに行ってきた。
その間誰かがカイトを見ていないといけないし、マサゾーのお迎えもあるので、今回はオット抜きの私ひとり。
負傷したのは左足なので運転はできる。
子供の送り迎えも毎日こなしている。
でもそれはスクールバスのバス停までの送迎だから、私は車からは降りず仕舞い。
ひとりでがっつり外出するのはこの日が始めてだ。
お供はこの方。
再び登場、ニー・スクーター!
ケイトスペードのかご付き♪
まずは30分運転して病院へ。
地下の駐車場に行くとエレベーターに一番近い駐車スポットが「車椅子専用」の駐車スポットになっているので、そこに停める。
ちなみに、ここに停めるには、州が発行する車椅子利用者の札みたいのを車に下げていないと違法とみなされてチケットを切られたり、レッカー移動されてしまうので要注意。
私もアキレス腱断裂という診断が下された翌日に申請して短期用の札をゲットした(オットが)。
駐車場のエレベーターは整形外科まで、というより各フロアに直結しているので、ボタンを押すだけ。
エレベーターを降りると、チェックインカウンタはすぐそこ。
その後は向かいのソファーに足を高く上げたデカイ態度で座り、名前を呼ばれるのを待ってればいいだけ。
思ったよりカ~ンタン、
ラクラクでビックり!
さすが、車椅子利用者の環境が整っているアメリカ。
駐車場からエレベーターに乗って目的のフロアに行く間、段差は一切ないし、どこも幅広いのでスムーズに移動できるので、ちょっと感動してしまった。
これは病院に限ってのことではないんだけど、アメリカではある程度の規模のレストランなどは車椅子利用者が入れるようなトイレの設置が義務付けられている。
また、ショップやレストランの駐車場は、入り口に一番近い駐車スポットが車イス専用だし、道は段差をよけて進めるスペースが必ず作ってある。
バスなどの公共の乗り物も、車椅子の利用者がひとりで乗り込めるように専用のリフトが付いているのだ。
子供連れで日本に帰国したとき、子供を乗せたストローラーすら使うのに四苦八苦した記憶があるので、車イスだったらなおさら。
日本では車椅子の人が一人で行動するのはもちろん、付き添いの人がいても大変だろうな、と思った。
それはともかく
病院にて。電動ノコギリのピザカッター版ともいうべきモノでギブスを切り、2週間ぶりに左足にご対面~。
あ、ちっちゃい青あざ。
いろんな人のブログを見てたら、「すごい青あざ」とか「一面青あざが!」とあったので、あざはあるものという認識があっての小さな驚き(笑)」。
しかし、その後の診察にむっときた。
前回担当してもらってすっかり信頼をおいた先生と今回アポイントが取れず、代理の先生になったわけだが、その先生がなんともぶっきらぼうで愛想がないの!
先生登場ーーーー。
先生 「どう、調子?」
なっ、初対面なのに挨拶とか一切抜きかい・・・・・・。
わたし 「まあまあです。痛みとかはないですし」
先生 ちょんちょんと私の足をつつき
「あと2週間ギブスね」
「じゃ、頼むね。よろしく」
と、この言葉は私のそばにいたギブス着脱担当の人へ。
そして背を向けて部屋から去ろうとする先生。
な、なんだ、それ~!!!
あっけにとられながらも言いましたよ、わたし。
わたし「ちょっ、ちょっとそれで終りですか? 質問があるんですけど!」
先生 「あ、なに?」
わたし「さっき担当の看護婦さんにも説明したんですけど、すっごくむくみやすくて、20分立ってるのがやっと。それ以上になるともうむくんでパンパンになってしまうので、しばらく足をあげて休まないといけないんです。
これって普通ですか? サイクルが短くてなにも続けてできないんですけど」
先生 「それは足がまだ準備できていない(not ready, yet)ってことだからね、休まないとね」
そう言って私の足をちらっと見て、
「そんなにむくんでないけど?」
わたし「今はここ(診察台)に座って足を水平にしているからあまりむくんでませんけど、立ったり歩いたりしている時、ということです! たった20分でパンパンになっちゃうんです」
先生 「むくんだら足を心臓より上になるようにして横になって」
知ってるよ、そんなの!
それ以外に対処法はないか、むくみを避けるためのエクササイズとかないのか、気をつけた方がいいことは? とかを聞きたくて質問してんだよ!
と怒鳴りたい気持ちをぐっと抑え、1秒でも早く去りたそうなので次の質問。
わたし 「エクササイをしたいんですが、やってもいいこと、逆にやってはいけないエクササイズは?」
先生 「(ギブスにくるまれていた部分を指して)ここを使わなければなにをしてもいいよ。じゃ!
と、またしてもこのときの視線は私ではなく、この後ギブスを付けるギブス担当者へ向けられたもの。
部屋を去るアホ医者。
サンキューを言うすきすらなかったわ。あっても言わないけどさ。
私の怒りが伝わったのか、それとも先生の横柄さに共感したのか、ギブス担当者(男の人。通称ギブスガイ)がすかさず、
「こういうのできるよ。あとこーゆーのも」
と太腿を鍛えるようなエクササイズをいくつか提案してくれたのだった。
そーゆーことで、ツンツンとつついただけの診察後、再びギブスに包まれることになった私の左足。
日本では、看護婦さんが足湯にいれてくれたりするところもあるようだが、ここはアメリカ。
あたたかいタオルで包み、ちょっとしてから拭いてくれるだけ。
それでも心地よいことこの上ない(なんたって2週間洗ってない部分だもん)。
ちなみにこのギブスガイは、前回と同じ「面白くもぶっきらぼうな看護士さん」
「さ~て、今回は何色にする?
2色使いでストライプもできるよ~」
えーっ、2色!?
でもってストライプ~!?
ウケた~!
わたし 「うーん、どうしよっかな~。
赤と白で紅白。白と黒でシマウマ模様。
あ、黄色と黒でトラ模様もいいなー♪ 迷うなぁ~」
ギブスガイ 「うん、なんでもできるよ!」
アホ医者にかかって荒れかけた心が一気に穏やかになったわたし。
いろいろ考えた末、足だけ動物になるのもナンなので、最近好きな組み合わせのオレンジ×水色でいくことに決定!
それでもまだ質問が
ギブスガイ 「ベースの色はオレンジ、それとも水色、どっちがいい?」
そこまで選べるんかい、と吹きだしつつ、
「じゃーオレンジ色のベースの上に
水色のストライプをお願いしま~す♪」
完成したのがこちら。
寝そべってシアトルの空をバックに(笑)。
あと2週間、明るくいけそうです。
先週の金曜日、初めてのチェックアップに行ってきた。
その間誰かがカイトを見ていないといけないし、マサゾーのお迎えもあるので、今回はオット抜きの私ひとり。
負傷したのは左足なので運転はできる。
子供の送り迎えも毎日こなしている。
でもそれはスクールバスのバス停までの送迎だから、私は車からは降りず仕舞い。
ひとりでがっつり外出するのはこの日が始めてだ。
お供はこの方。
再び登場、ニー・スクーター!
ケイトスペードのかご付き♪
まずは30分運転して病院へ。
地下の駐車場に行くとエレベーターに一番近い駐車スポットが「車椅子専用」の駐車スポットになっているので、そこに停める。
ちなみに、ここに停めるには、州が発行する車椅子利用者の札みたいのを車に下げていないと違法とみなされてチケットを切られたり、レッカー移動されてしまうので要注意。
私もアキレス腱断裂という診断が下された翌日に申請して短期用の札をゲットした(オットが)。
駐車場のエレベーターは整形外科まで、というより各フロアに直結しているので、ボタンを押すだけ。
エレベーターを降りると、チェックインカウンタはすぐそこ。
その後は向かいのソファーに足を高く上げたデカイ態度で座り、名前を呼ばれるのを待ってればいいだけ。
思ったよりカ~ンタン、
ラクラクでビックり!
さすが、車椅子利用者の環境が整っているアメリカ。
駐車場からエレベーターに乗って目的のフロアに行く間、段差は一切ないし、どこも幅広いのでスムーズに移動できるので、ちょっと感動してしまった。
これは病院に限ってのことではないんだけど、アメリカではある程度の規模のレストランなどは車椅子利用者が入れるようなトイレの設置が義務付けられている。
また、ショップやレストランの駐車場は、入り口に一番近い駐車スポットが車イス専用だし、道は段差をよけて進めるスペースが必ず作ってある。
バスなどの公共の乗り物も、車椅子の利用者がひとりで乗り込めるように専用のリフトが付いているのだ。
子供連れで日本に帰国したとき、子供を乗せたストローラーすら使うのに四苦八苦した記憶があるので、車イスだったらなおさら。
日本では車椅子の人が一人で行動するのはもちろん、付き添いの人がいても大変だろうな、と思った。
それはともかく
病院にて。電動ノコギリのピザカッター版ともいうべきモノでギブスを切り、2週間ぶりに左足にご対面~。
あ、ちっちゃい青あざ。
いろんな人のブログを見てたら、「すごい青あざ」とか「一面青あざが!」とあったので、あざはあるものという認識があっての小さな驚き(笑)」。
しかし、その後の診察にむっときた。
前回担当してもらってすっかり信頼をおいた先生と今回アポイントが取れず、代理の先生になったわけだが、その先生がなんともぶっきらぼうで愛想がないの!
先生登場ーーーー。
先生 「どう、調子?」
なっ、初対面なのに挨拶とか一切抜きかい・・・・・・。
わたし 「まあまあです。痛みとかはないですし」
先生 ちょんちょんと私の足をつつき
「あと2週間ギブスね」
「じゃ、頼むね。よろしく」
と、この言葉は私のそばにいたギブス着脱担当の人へ。
そして背を向けて部屋から去ろうとする先生。
な、なんだ、それ~!!!
あっけにとられながらも言いましたよ、わたし。
わたし「ちょっ、ちょっとそれで終りですか? 質問があるんですけど!」
先生 「あ、なに?」
わたし「さっき担当の看護婦さんにも説明したんですけど、すっごくむくみやすくて、20分立ってるのがやっと。それ以上になるともうむくんでパンパンになってしまうので、しばらく足をあげて休まないといけないんです。
これって普通ですか? サイクルが短くてなにも続けてできないんですけど」
先生 「それは足がまだ準備できていない(not ready, yet)ってことだからね、休まないとね」
そう言って私の足をちらっと見て、
「そんなにむくんでないけど?」
わたし「今はここ(診察台)に座って足を水平にしているからあまりむくんでませんけど、立ったり歩いたりしている時、ということです! たった20分でパンパンになっちゃうんです」
先生 「むくんだら足を心臓より上になるようにして横になって」
知ってるよ、そんなの!
それ以外に対処法はないか、むくみを避けるためのエクササイズとかないのか、気をつけた方がいいことは? とかを聞きたくて質問してんだよ!
と怒鳴りたい気持ちをぐっと抑え、1秒でも早く去りたそうなので次の質問。
わたし 「エクササイをしたいんですが、やってもいいこと、逆にやってはいけないエクササイズは?」
先生 「(ギブスにくるまれていた部分を指して)ここを使わなければなにをしてもいいよ。じゃ!
と、またしてもこのときの視線は私ではなく、この後ギブスを付けるギブス担当者へ向けられたもの。
部屋を去るアホ医者。
サンキューを言うすきすらなかったわ。あっても言わないけどさ。
私の怒りが伝わったのか、それとも先生の横柄さに共感したのか、ギブス担当者(男の人。通称ギブスガイ)がすかさず、
「こういうのできるよ。あとこーゆーのも」
と太腿を鍛えるようなエクササイズをいくつか提案してくれたのだった。
そーゆーことで、ツンツンとつついただけの診察後、再びギブスに包まれることになった私の左足。
日本では、看護婦さんが足湯にいれてくれたりするところもあるようだが、ここはアメリカ。
あたたかいタオルで包み、ちょっとしてから拭いてくれるだけ。
それでも心地よいことこの上ない(なんたって2週間洗ってない部分だもん)。
ちなみにこのギブスガイは、前回と同じ「面白くもぶっきらぼうな看護士さん」
「さ~て、今回は何色にする?
2色使いでストライプもできるよ~」
えーっ、2色!?
でもってストライプ~!?
ウケた~!
わたし 「うーん、どうしよっかな~。
赤と白で紅白。白と黒でシマウマ模様。
あ、黄色と黒でトラ模様もいいなー♪ 迷うなぁ~」
ギブスガイ 「うん、なんでもできるよ!」
アホ医者にかかって荒れかけた心が一気に穏やかになったわたし。
いろいろ考えた末、足だけ動物になるのもナンなので、最近好きな組み合わせのオレンジ×水色でいくことに決定!
それでもまだ質問が
ギブスガイ 「ベースの色はオレンジ、それとも水色、どっちがいい?」
そこまで選べるんかい、と吹きだしつつ、
「じゃーオレンジ色のベースの上に
水色のストライプをお願いしま~す♪」
完成したのがこちら。
あと2週間、明るくいけそうです。
by machamy777
| 2012-05-16 07:25
| アキレス腱回復への道